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CELEBRATE ROTARY (ロータリーを祝おう) |
ガバナー時代(’89−’90) |
パストガバナー 盛田 和昭 |
1905年ポールハリスがシカゴで僅か三名の友人と始めたロータリークラブが100年を経て、世界166ヶ国に31000クラブ、120万人以上の会員を擁する巨大クラブに成長した事は、正に奇跡としか言い様のない偉業であります。誰でもよいから入りなさいではなく選ばれた人達ばかりのクラブなのです。何故でしょう。 |
当時のシカゴは地震と大火の影響を受け不況のどん底にあり悪徳の街と迄云われ、ポールハリスはこれではとてもたまらない、何とか4人でいる間位は楽しくしようと考え、当番を決め週1回、夫々の家庭を回り持ちして楽しく語らい合おうと考えたのです。そして名前は万事回り持ちすることからロータリークラブと名付けました。次いで会員を増加する時の条件を決めました。第一に職業の違う人を集めよう。競争相手ではないから心置きなく話せるからです。第二に男性のみの会にしよう。これはレディーファーストの国アメリカの男性の考えそうな事です。この取り決めが、ロータリーは夫々職業を代表する人達の会と考えられ入会希望者が続出し、ロータリークラブを大きくするのに非常に役立ったと思われます。一業一人職業分類の考え方こそロータリーの基本なのです。然し、ある時からRIは拡大主義を取り始め職業分類の解釈を拡大し、真のロータリーの良さが失われ始めたのは残念だと私は思っております。今一つの男性のみの会と云う申し合せも、先年カリフォルニアの一女性の告訴に敗れて女性会員を容認した事は創始者達の志とは違うかも知れませんが、時代の流れとして已むを得ない事であり、それが新しいロータリーのスタートでもあったのかも知れません。 扨て、愈々百周年を迎え新しい21世紀に相応しいロータリーを目指さねばなりませんが、これは当然新しいロータリーを支える若い人達が考えるべき事で古い我々が口を出す可き事ではありませんが、現在ロータリーは会員の減少に悩んでおります。若い人達はなかなか入会して呉れない。今のロータリーには若い人達に受け入れられない何かがあるのでしょうか。その一つにロータリーは規則が難しすぎることがあります。特に出席率が若い人達には負担になる様です。事実、当地区最大の名古屋クラブでも出席率は90%以上もあります。そこで私は最近、ロータリー規則としては60%以上出れば良い事を主張しています。更に若い人に受け入れられるロータリーとしては、私のガバナー時のテーマ「エンジョイロータリー」を復活したい。永遠のテーマとして。お考え下さい。 |
ポールハリス | 初期創設メンバー |
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