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誠に不思議な縁から私が夢に見たあの「MASTERS」を開催する、AUGUSTA NATIONAL GOLF CLUBでプレイをする機会を得ました。
祖父が戦前からゴルフを和合でしていたお陰で私は小学生の頃からゴルフというものに違和感が無く(勿論贅沢な運動だとは思っていましたが)、幸いにも大学に入学して18歳からゴルフを始めることを祖父は何故か許してくれました。とは言え、田舎から東京に来ている学生でそう思うように出来るわけも無く、名古屋に帰った時に猛練習をしてゴルフ部合宿に行きました。 当時、慶応のゴルフ部には新入部員が200人位居ましたので 部員を減らすため、毎朝6時に多摩川の練習場に集合して1時間ほどランニングをさせていました(4年間走ったお陰で健康な体が出来たと思います・・・)。部員は卒業時に35人に減りましたが、私の実力は補欠の補欠ぐらいでした。 今年でゴルフを始めてから45年になりましたがその間、私には叶えたい3つの夢がありました。 「高橋さん、オーガスタでゴルフしたいんや」「なんでそんなところで・・・?ほな聞いたるわ」BARで飲んでいるときの話です。 2003年2月17日のプレイ日までの間、日々想いはつのり雑誌等今まで集めた資料でコースチェックもして準備も万端。私のゴルフ人生の中でこれだけ充実した事は初めての事でした。 2月16日 名古屋→成田→ワシントン→アトランタ→オーガスタへと、日曜日の早朝出発、夕方にはオーガスタの町に到着予定でした。 |
オーガスタのハウス |
練習場の四角錘に並べられたボール |
ティーグラウンドのボール洗い |
2月17日 オーガスタナショナルゴルフコースの廻りを1周して気持を高め 午前11時30分オーガスタの正門前で、登録されている人だけが守衛のチェックを受け中に入りました。 皆さんがテレビで楽しまれるあの光景を現実にプレイしてみると、グリーンの大きさ(ほぼ和合に近いように思える)、傾斜の鋭さ、奥行き、池およびバンカーの配置等は、テレビでは判らないものだとつくづく思いました。 もう一つ、オーガスタゴルフ場にはショートコースが有ります。これがなかなか面白いコースで大きい池のまわりを周りながらアップダウンが有り、当然ながら全部ショートコースの9ホールで、4人で廻ると1時間余かかります。ここで毎日練習でもしたら、あるいはこんな所が日本のコースに在ればなぁと思いました。このコースではショートホールコンテストが大会前日に行われ、スコアーと名前が刻まれた歴代のプレートが飾って有ります。 オーガスタのハウスは入口に1人の女性が居るのみです。その反対側のボードには本日来ているメンバーの名札が掲示されており、そのなかの一人に有名なカリフォルニアのクアーズ・ビールの社長の名前もありました。自分の事も忘れ「遠くから来ているなぁ」と感心していました。 「グリーンのジャケットをメンバーは着用しなければいけない」と云う事は 余りにも有名ですがやはり誇りに思えるのでしょう。食堂に行けば各テーブルには必ず一人以上のグリーンジャケットを見ました。 私にとっての素晴らしい夢を叶えて下さいました高橋さんには、ただ感謝 感謝あるのみです。と同時に、もう夢が残り無くなり「さて如何しようか?」と、思う今日此の頃です。 |
これ、グリーンです。 高低差を理解して下さい。 |
ワインセラーの一部 |
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