失敗できる幸せ
私とロータリー
中部名古屋みらいRC 幹事 横田敦史
私とロータリーとの出会いは2006−07年GSEでアメリカアーカンソー州への職業研修でした。それから2年。私は中部名古屋みらいRCの一員として例会に参加しています。
私とロータリーを特別な関係にしてくれたのは、「失敗」です。GSEでは滞在中に体調を崩しました。また、中部名古屋みらいRCでの認証状伝達式では、ガバナーや舞台上のお客様の進行をお手伝いするために黒盆の役を仰せつかるも、舞台に上がると常に逆で控えているという始末。
しかし、ロータリーでの2回の失敗では、周囲の反応がこれまでとは全く違いました。GSEでは「体調を崩した分、貴重な経験ができたね」、認証伝達式では、「緊張の連続の舞台で、君が失敗して(くれて)、かえって式が和んだ」などのお声をいただきました。
これまでも多くの失敗をしてきましたが、ロータリー以外では失敗そのものを腫物に触るように避ける(隠す)けいこうがありました。成果や結果がより重視される今日の社会では、失敗を受け入れる余裕がなくなっている気がします。そんなギスギスした社会に、失敗を受け入れ、それを前向きに理解して下さる温かい仲間がいることはとても幸せです。