RCCに文化伝承を期待
私とロータリー
一宮中央ロータリークラブ 社会奉仕委員長 倉地伸幸
私たちのクラブは、創立当初から社会奉仕活動に力を入れてきました。
まずは、一宮島村という所にある「島文楽保存会」への活動支援です。この文楽は、慶応3年(1867年)に、他の部村からお金(金7両)で譲り受けたものであり、今は尾張地区に唯一の人形芝居として守られています。
この伝統文化を守り育てていくには、「文楽人形」の維持に多額の資金が必要であり、また、後継者問題もあります。保存会には小・中学生も参加していますが、高学年になるとやめていく人が多く、存続が大変難しい時代となっています。
私たちのクラブでは、資金の支援や、活動の支援をしておりますが、ロータリーの地区RCCに入会することにより、他の伝統文化を守り続けている人たちと交流を図り、次の世代に伝承する模索が出来るかと期待をよせています。
次に私たちが取り組んでいますのが、高齢者の交通事故を一件でも抑止する運動です。愛知県の交通事故死ワーストワンは近年続いていますが、特に去年は、当一宮市がワーストワンの中でもワーストという汚点がついてしまいました。
そこで、私たちのクラブでは、市民団体「一宮交通モニター会」と協力し、高齢者の交通事故死を一件でも減少させる運動を実施しています。
最終的には、高齢ドライバーの皆さんが、自主的に運転免許証を返納してくださる運動に発展させていきたいと思っています。
この運動を、ロータリーRCC活動を通じて愛知県内に広めて行きたいものです。