受け継いだこと実践し伝える
私とロータリー
名古屋栄ロータリークラブ クラブ広報委員会 副委員長 梅津茂晴
名古屋栄ロータリークラブに入会させていただき、あっという間に4 年間が過ぎたという印象です。金融機関である私共の会社では、代々歴任者が入会させていただいており、私は38 歳で入会させていただきました。
当時クラブ内でも一番の若手であり、地元を代表する大先輩方の中、必死に関係書類に目を通し、仕事との両立、クラブ内で自分は何をすればいいのかを考えていました。
ある日、例会のテーブルミーティングの最中に、会社からの連絡に対応し、途中離席をお詫びして席に戻ったそんな私を見越してか、「いい。いい。仕事を一生懸命しっかりしなさい。それこそがロータリアンの基本だよ。」と、同席の方がおっしゃいました。
テーブルの皆様も同調され、そこから「職業奉仕」について丁寧に解説して下さいました。そこで、クラブの会員資格は会員の職業に基づいていること、各クラブは地元地域社会の縮図であり、各会員が自身の職業において高い倫理観を持ち専門知識を高めていくことがベースとなること。それが、会員のクラブ出席で共有され、会員各々が、それぞれの行動規範として置き換え、実社会において実践し、伝えていくこと。これがすなわち、職業奉仕に繋がる事をお聞きし、理解しました。
入会後間もなく戸惑っている私に、ご配慮をいただいたのだと思います。肩の力が抜け、自身の職業、日常がロータリアンとしてリンクした瞬間として、皆様のお心遣いへの感謝とともに、鮮明に記憶しております。
我が名古屋栄ロータリークラブは昨年度20周年を迎え式典が盛大に執り行われました。同世代の会員も増え、世代間を超えた融合が進んでいるのも、こうした諸先輩方の温かいご指導、「伝えていくこと・・」があってのことだと考えます。今後も、クラブ、実社会において、ロータリアンとして受け継いだことを実践し、伝えていくことを大切にしていきたいと考えています。