更生保護活動へ理解を
私とロータリー
半田南ロータリークラブ支援 半田保護区保護司会会長 太田和子
更生保護とは、罪を犯した人と非行に陥った少年達を地域社会の中で更生に導くための支援活動をいいます。その任に当たるのが国の機関である保護観察所(各都道府県に1カ所北海道4カ所の計50庁)に勤務する保護観察官であり、共同して保護観察処分に付された人たちの直接処遇に当たるのが、法務大臣より委嘱を受けた各地域の保護司です。そのほか「社会を明るくする運動」を中心とした犯罪予防活動も行っております。これは7月を強調月間として全国各地で種々の犯罪予防活動が繰り広げられております。半田保護司会におきましても標語募集、広報活動などを実施しているところです。
平成18年、ロータリアンで保護司でもある山本慎治氏のご尽力により、「社会を明るくする運動」と書かれた横断幕と懸垂幕の制作費を半田南ロータリー様よりご支援いただくことができ、より多くの市民に対する「社会を明るくする運動」の広報活動に役立たせることができました。ご支援と併せ、更生保護活動へのご理解を深めていただけたことが何よりありがたいことと感謝申し上げます。
ところで、法務総合研究所犯歴データーによると、約57.7%が再犯だといわれます。安全で安心な社会を築くためには、この再犯をいかに減らすかに関わっています。そして、社会に戻ってからの再犯率は、就労した者約8%に対し、不就労者は約40%ということです(2007年版犯罪白書)。そのため、地域には、立ち直りに協力してくださる民間事業者の協力雇用主会があります。
半田市には二つのロータリークラブがあり、それぞれにおいてご支援いただいおりますが、協力雇用主会へのご協力も是非お願いしたいと思っています。
更生保護の究極の目的は、明るい社会と言われる安全で安心の街づくりです。犯罪や非行のない明るい社会を築くため、今後も変わらぬご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。