ボランティアで居場所発見
私とロータリー
名古屋守山RCC会長 赤堀輝京
守山RCCが発足して15年になります。今では18団体、1千余名の仲間たちが集い活動しています。
守山RCC・ボランティア連絡協議会の構成員は、福祉をはじめ、防災やリサイクルまでと幅広い分野を手がけています。グループの構成は、500人のボランティアで35年の歴史がある「老人給食ボランティア」のような団体から、6,7、人の小さなグループまで大小さまざまです。しかし、いずれも、わが街を愛してやまない人たちばかりです。
最近は、ボランティア希望者が増えないという悩みがあります。そこで今年から「ボランティア体験講座」の開催回数を増やしました。「ボランティア1日体験講座」のサブタイトル「あなたの居場所をつくりませんか?」が大好評です。講座は10時から15時までで、午前中は私が「ボランティアとは?」という講演をし、続いて守山RCC18団体が活動説明をします。息抜きタイムとして音訳グループ「ひばり」の大型紙芝居を鑑賞し、昼食は、老人給食のお弁当を全員でいただきます。午後は、ボランティア体験です。
体験前は不安顔を隠しえなかった人たちも、体験後は、目の輝きが違うことが私たちにしっかり伝わってきました。点訳の体験では、みなさん「解らない。読めない」と大笑いしながら、点字の難しさを学んでもらいました。このように、楽しい体験講座の一日でした。
講座のPRは、「守山社協だより」や、チラシを利用しましたが、1番の手応えは、口コミです。今年の体験講座では7人の入会があり、入会があったグループからはお礼の言葉をいただき本当にうれしく思いました。定年を迎えられた方々に、会社人から地域人へと「あなたの居場所」をつくるお手伝いができたことに感動しています。活動をすることによって良い仲間づくりが出来、感動が生まれるものだと思います。