ロータリーならではの経験
私とロータリー
岡崎ロータリークラブ 藤井正己
昭和59年に、ロータリークラブに入会させていただき、正直、大変戸惑った。毎週、昼間例会に出席し、食事のあと、様々なゲストの卓話を聞くというものである。
当時、経済は高度成長の中で、人々は夢と豊かさを享受し、私もごたぶんにもれず、繁忙を極めていた。しかし、この会には計り知れない大きな魅力があった。
100人近い多くの会員が、異業種の職業人であり、それぞれの業界トップクラスの長の集まりだから、会話が常に新鮮多彩で、興味深く、お互いに「和以貴為」の雰囲気を大切にしている。
入会早々に、当時の商工会議所会頭をはじめとして、若かった私にとっては雲の上の存在であった大先輩達も同じテーブルで楽しませていただき、ご指導やご助言をいただいた。
入会、1、2年にして、新しい友人が増え、ロータリークラブのない生活は考えられない自分を、感じるようになった。17回におよぶ海外でのメークアップで、アラブの国をはじめとしたすべてのロータリアンたちがロータリーを通じて友情と平和を求めていることが良く理解できた。
私が関わった留学生の一人で、台湾からの留学生がいた。彼女は帰国後、勤務先の会社からの出張で、東京へ来たついでに、婚約者と一緒に我が家を訪れてくれた。そして、以前、カウンセラーをしていたロータリアンで元大学教授と一緒に食事と桜見物を楽しんだ。また、女房と台湾旅行をしたときには、彼女のご両親と共に食事をし、会話がはずんで至福の時間を持つことができた。ロータリーならではの体験である。
ロータリーの発展を心より願って止まない。