先輩ロータリアンの教訓に感謝
私とロータリー
安城ロータリークラブ広報委員長 勝見乙平
私が安城ロータリークラブに入会させて頂いたのは昭和46年4月なので、ロータリー歴は今年で39年を過ぎ、年齢も満80歳になります。入会以来、多くの先輩方に教えて頂いて成長して来ました。今回は、このうち、懐かしい2人の先輩について思い出を記します。
最初の平岩信三先輩は大正2年のお生まれで、暫く前に退会されました。当クラブ第8代の会長ですが、「ロータリーは遊びの世界である。遊びの世界であれば楽しくあるべきで、そのムード作りが会長の使命である」が持論でした。遊びという言葉が苦になってお聞きしたところ「車のハンドルの遊びですよ」と言われて納得しました。
また先生は卓話の名手としても有名で、卓話者が突然欠席した時のピンチヒッターに何度も立たれましたが、実にスムーズなお話ぶりで感心したものです。後に「そのような時のために、常に2〜3題分は準備しているのです」とお聞きし、以後私もそのように心掛けるようになりました。蔭に隠された努力の尊さを知った訳で、この考え方は、人生全般に対して極めて有用でした。
次の鈴木和雄先生は大正11年のお生まれで、私の8歳年上、当クラブの第23代会長です。ロータリーに関する規約その他に精通されていることで有名でしたが、暫く前に退会されました。先生に教えられて、私も、3年に1回発行される手続要覧(ロータリーに関する六法全書のような本です)を毎回購入して通読する習慣が付きました。ただし、知識はなるべく表に出さず、何かあった時にお役に立てれば良い、と心掛けております。