社会とつながり、生涯の友人も
私とロータリー
豊川宝飯ロータリークラブ 大沢茂樹
豊豊川宝飯ロータリークラブは、今年創立25周年の年を終えました。リーマンショック後の不況の中、また3.11東日本大震災という厳しい中で創立25周年記念事業「TASC(豊川アスリートサポーターズクラブ)」を設立することができました。TASCはスポーツを通して、青少年の健全育成と地域の発展を目指した市民参加によるボランティア活動団体です。
豊川市には、高校駅伝男子で全国準優勝の実績を持つ県立豊川工業高校、女子で優勝の実績を持つ豊川高校があります。市民参加のTASCの活動により、スポーツの街、駅伝の街として豊川市がますます元気な地域となっていくことを切に願っています。
今回の記念事業は、15年前の豊川宝飯ロータリークラブ創立10周年記念事業を思い出させてくれました。快晴の平成10年10月10日、早朝に行われた国重要文化財仁王門修復完成と仁王様帰郷記念式典でした。豊川の古刹、財賀寺の門前から「貴乃花!日本一!」の声に続き、多くの見物人の「よいしょ」の掛け声の中、日本最古の木造仁王像の前で横綱貴乃花の奉納土俵入り、それは見事なものでした。
豊川宝飯ロータリークラブの創立10周年記念事業として、平成7年9月に「カムバック仁王様市民の会」を設立してから丸3年間、文字通り市民参加の運動となっての盛り上がりには感謝感激でした。豊川市文化協会が中心となり、市内の50団体以上の協力があり、たくさんの市民の皆様から寄付を頂けた熱意が国の文化庁をも動かすことになり、大成功に結びつきました。
豊川宝飯ロータリークラブは、社会とのつながりが強いという特徴を持っていると思っています。これはロータリークラブとして大変良いことです。今は亡き小野光男初代会長の「みんな仲良く」の精神が脈々と引き継がれています。仲の良いクラブだからこそ、一致協力して社会と一緒になっての事業ができます。大変な事業に取り組むことが、更に仲の良いクラブになっていきます。社会とのつながりと共に、生涯の友人ができること、これがロータリーの素晴らしさです。