例会のあり方について
私とロータリー
名古屋大須ロータリークラブ 2009-2010年度名古屋分区ガバナー補佐 草野勝彦
この一年間(2009~2010年度)、第2760地区西名古屋分区ガバナー補佐にご推挙いただき何とか任務を果たすことが出来ましたのは、ひとえにロータリアンの皆様方のご支援の賜物と深く感謝致しています。
最近はIT技術の飛躍的進歩により、世の中の出来事がインターネットを利用して瞬時に世界中に伝播されるようになりました。私が仕事を始めた1969年頃は、文章を書くのは手書きか和文タイプをタイピストに打たせていましたが、現在ではパソコンで自由自在に文章が書けて印刷も出来てしまいます。印刷屋さんは困っているでしょうが、書類の処理のスピードは格段に早く便利になりました。インターネットを利用してのテレビ会議などはビジネス界では当たり前のことで、事業の発展に役立っています。
こうした流れの中で、ロータリークラブの中には例会に出席しなくても、インターネットでの参加を認めるところが出てきました。しかし、私は、ロータリークラブの真髄である親睦・職業奉仕からも例会のIT許容に懐疑的です。「クラブの原点は例会にある」と言われます。また「君と共にする一夜の話は十年書を読むに勝る」と言う古い言葉もあります。ロータリアンが顔と顔を合わせて語り合うことがロータリーの真の姿ではないかと思うのです。
然りながら、情報化技術の進展に伴って時代の流れは速く、考え方にも変化が出ています。ロータリーの在り方も時代への適合を求められるのも事実です。どのような例会のあり方がよいのか大いに議論することが必要だと思っています。