ロータリーの奉仕を考える
私とロータリー
半田ロータリークラブ 2008-09年度会長 山内和之
早いもので、ロータリークラブに入会して、25年目になります。入会目的は、地域を代表する人たちと親しくなり、その人たちの生きざまを学ぶことでありましたが、この目的は達成されました。影響を受け考え方が変わった事も多くあり、現在でも年齢をこえた付き合いを楽しんでいます。これは、ロータリーの大きな魅力だと思います。
さて、ロータリーは奉仕団体でありますが、この奉仕を私利私欲をぬきにして、知恵を出し、汗を出し、金銭も出す事だと考えていました。単に他人に施すならば、慈善すなわちチャリティーだと思った訳です。
従って、クラブ奉仕、職業奉仕と言われるものは、何だろうと入会する前は理解できませんでした。しかし、善意の人たちによる、友情を深め相互扶助する事は、会員となれば、自然に身につき、まじめに良い仕事をする事、これが職業奉仕であるわけですが、長く社会に信用され、尊重されるための最も大切な事を教えてくれている事が、今思うとよく理解できます。
ロータリー活動が、国や人種、宗教を超えて世界中に急速に広まってきたのも当然といえるでしょう。しかし、急拡大は、さまざまな意見を生み、奉仕の解釈も多様となってきました。創始者であるポールハリスは現在のようなありかたを、望んだのだろうか。と疑問に感ずる事もあります。