災害に強いまちづくりへ
私とロータリー
半田南ロータリークラブ 半田災害支援VCの会 会長 服部裕子
災害からの復旧には、被災者のニーズをとらえ、被災地へ駆けつけるボランティアが効率よく活動できるよう、両者の調整役となるコーディネーターを配置することが欠かせません。
半田南ロータリークラブ社会奉仕委員会では、こうした人材を養成するために、平成10年から「災害ボランティアコーディネーター入門講座」を開催して、3年間で91人を養成してきました。
この受講者のうちの20人が平成13年3月に半田南ロータリークラブの活動を引き継いで、1千人のコーディネーターを養成することを目標に「半田災害支援ボランティアコーディネーターの会」を設立しました。そして、受講者数は平成22年2月現在で949人になりました。
その間の主な活動は、保育園、幼稚園へ大型紙芝居を使って地震のお話や、小・中・高校生を対象に防災講座の開催、各地区の防災訓練への参加、広報誌「タンポポ便り」の発行、防災活動センターの運営と簡易トイレの普及活動等、半田南ロータリークラブと地域の団体が連携して活動することを目標としてきました。
こうした活動が評価されて、平成16年4月に、国際ロータリーより日本で29番目の「ロータリー地域社会共同体」として認証されました。また、最近の活動では平成19年より半田市が行っている家具転倒防止器具取付け事業の委託を受け、高齢者と障害者世帯の家具に転倒防止器具の取り付けを行ってきた結果、3年間で192世帯世帯に施工することが出来ました。
今後も地域と連携して安全なまちづくりに寄与したいと願っています。