社会織りなす横糸に
私とロータリー
名古屋西ロータリークラブ 神野富三
私たちが生きている社会は、企業や個人の経済活動を縦糸に、様々な団体活動や地域活動を横糸として、経済だけを目的とした活動では結び付きにくい人々が力を合わせ、より力強いコミュニケーション(社会)を織り成しています。
ところで、団体活動や非営利組織の運営の多くは、人々の「奉仕」によって支えられていて、それは必ず誰かがやらなくてはならない仕事です。ロータリークラブのメンバーは、そのほとんどの方が自身の生業のほかに、何らかの団体の理事・役員を兼任しています。
あまりに卑近な例で恐縮ですが、私自身もいくつかの小さな会社を経営するかたわら、住まいであるマンションの管理組合や、趣味で所属するヨットクラブの理事や役員をしています。正直に言えば余暇の時間が減って困ります。
しかし、管理組合にしろヨットクラブにしろ、団体として社会に認知されることによって、社会的責任・役割を果たし、快適な住環境や、趣味の基盤が守られています。
すべからく団体・組織活動というものは、自らがその構成の一員であるという自覚のもと、組織に積極的に関わることでコミュニケーションが広がり、自身の人生が豊かになること。諸先輩方からそれを教えられるのが、私にとってのロータリー活動です。