ロータリー活動で得た新発見
私とロータリー
豊田西ロータリークラブ 千賀 文男
豊田西ロータリークラブに入会して2年がたちました。取引先の会社の社長に誘われるがまま入会したものの、最初の頃は、総勢100人もの会員のクラブの中で、訳もわからずに右往左往しておりましたが、月日が経つうちに入会前の退屈な生活が徐々に変わり始めました。
ロータリークラブでは、毎週月曜日に開かれる通常の例会以外に、様々なイベントがあり、いつも自分達で全て企画・開催しております。それはクリスマス会であったり、ゴルフコンペであったり、国内旅行や海外視察も毎年あって、正にロータリー活動は休む暇がありません。ロータリーは日々の仕事に追われて疲れている時であっても、自分にとってはほんの一瞬でも仕事のことを忘れさせてくれる憩いの場となっています。
そんな中、先日、クラブの親睦一泊出張例会で、東日本大震災の被災地である石巻に行って参りました。これは、一年に一度、一泊出張例会といって、旅先で例会を行うもので、大勢のロータリーメンバーが参加しました。地震があった当時の被災地の様子はテレビで散々見ましたが、実際に自分の目で見てみると、正にテレビで見た通りのあまりにひどい状況に驚き、また本当に悲しくなりました。1年以上経った今でも瓦礫や車が至るところに高く山積みになっており、復興と呼べる段階にいまだ至っていないことを知りました。港の近くでは普通の民家などは全て津波に流されて跡形もなく、かろうじて基礎のコンクリートだけが残っている無残な状態でした。津波の前の状態に戻るには莫大な年数が必要であろうことは容易に見て取れました。もし、ロータリーにいなかったら、恐らく自分は被災地を訪れることもなく、大震災はテレビの中の出来事で終わっていたに違いありません。
今では、ロータリーは自分の生活の一部となっています。ロータリー活動が仕事に支障を生じはしないかと最初の頃は心配しておりましたが、思っていた程の負担もなく、今後も可能な限り、続けていけたらと思っています。