「感動の絆」伝えて
私とロータリー
RI2760地区広報委員長 豊田西ロータリークラブ 硲 伸夫
一昨年11月から、RI(国際ロータリー)2760地区広報委員会が企画し、中部経済新聞のご協力で、ロータリアンとロータリー関係者の寄稿文「私とロータリー」を掲載してまいりました。そして、今年10月には100回を超えました。この連載の目的は、ロータリーにはどのような人たちが会員として活動しているのか、そして、その人たちの感動の絆で活動している奉仕活動の精神を広く世間の人達に知っていただこうということです。
私は、感動は人の品格を高めるものであり、感動の絆を広めることは社会の倫理感の向上につながると信じています。私のトヨタ自動車在職時代に社長が率先して、全社を挙げての「感動ある職場づくり」という活動が行われました。その際、教わったのは「何事にも真剣な心が感動を生む。感動する心が創造を生む」「お客様に満足していただき、さらに進んで、お客様に感動していただくことが企業活動の原点であり、基本である」といったことでした。これを機に「感動の共有」という言葉が私の座右の銘となって滲みついて行きました。
このことは、ロータリーの奉仕活動にもそっくり当てはまると思っています。わずか3人のシカゴ在住の男性が始めた情報交換と親睦のロータリー活動が、2010年1月31日現在、200以上の国で、33,586のクラブになり、会員総数は1,210,555人にも達しています。これは、3人の真剣な心から発する「感動の共有」が世界をつなぐ「感動の絆」へと発展していったのだと思います。私は、ロータリーの奉仕活動の原点は、ロータリアンの「感動の共有」であり、世界に広がる「感動の絆」であると思います。そして、この絆がますます大きくなり、ロータリーの仲間に入りたいという人が増えることを願っています。
私は、地区広報委員長の任務として、ロータリアンが持つ「感動の共有」と5大奉仕活動による「感動の絆」を、広く、多くの人に伝えることだと思っています。そして、これが、ロータリー活動の素晴らしさを理解いただくための一助になることを祈っています。