育てよう!高校生の善意の輪
私とロータリー
豊橋ゴールデンロータリークラブ RCC委員会委員長 伊藤隆一郎
豊橋ゴールデンロータリークラブのRCCの活動は、地域社会で奉仕活動を行っている人たちのグループの支援と、健全な若者の育成を目的としたものであり、熱意と好意に支えられた献身的な奉仕活動です。
当RCCはクラブテレトリー豊橋にある県立、市立、私立高校、全12校のボランティアグループ(部活、生徒会、同好会)のネットワーク組織の設立を提唱し、支援する活動です。
趣旨は高校生の純粋な奉仕活動に精神的、物質的支援をし、ボランティア精神を育成するとともに、地域社会に高校生のボランティア活動への理解と協力を要請する機会を持っていただくことです。
「高校生ボランティア・ハート・ネットワーク」プログラムは、現在16年にわたり地道な活動を積み重ねており、年々進化を続けています。設立に際し、幸いにも(故)高沢隆PGが県教育委員長をされていて、大変ご尽力を頂きました。その結果、公立高校校長会に、趣旨についての同意を得ることができて、スムーズに結成の運びとなりました。
しかし、各校の顧問教師からは「学校としての時間外活動は。あるいは、何故、学校の境を越えてまでの活動なのか。」等々の難色が示されました。しかし、「他校の生徒との交流を。志を同じくする人々と刺激し合いボランティアの心を高めたい」という生徒の熱い思いが顧問教師(RCC委員)の心を動かし活動がスタートにこぎつけることができました。
生徒たちは毎年、そして、顧問教師も数年でかわる不連続な組織の活動ですが、それにもかかわらず、継続されて確実に進化を遂げていっています。
何故、不連続の連続が可能なのか考えると、そこには高校生のボランティアへの熱い心とそれを育てようとする顧問教師(RCC委員)の熱意があります。そして何よりも、先人が培った地域におけるロータリーへの信頼の大きさを実感するとともに、高校生諸君の純粋な奉仕の心が私たちロータリアンに奉仕とは何かを考えさせる良い機会を与えてくれています。