笑いの中から学んでいます
私とロータリー
豊田西ロータリークラブ 杉浦栄二
入会して2年、例会には78回出席させて頂きました。それだけの回数、メンバー同士であいさつをさせて頂いたことになります。あいさつといっても、「こんにちは」、「お疲れさまでした」といった軽いものです。それでも最初は緊張しますが、回数を重ねますと、最初は硬いあいさつを交わしていた方にも、軟らかい笑顔を向けて頂けるようになってきました。
しょっちゅうお会いする事で仲間に迎えて頂く、私には、ロータリーのこの方法が合っているように感じています。正直なところ、入会前に「毎週例会が有る」と言われ、「とんでもない団体だ」と思いました。しかし、何もせずして顔見知りになったり、親しくなるというような事はありません。毎週顔を合わせる位のタイミングが、徐々に顔と名前を覚えて頂くのに丁度良いのかもしれません。
ロータリーでは、無理に何かをさせられた覚えはなく、自分に出来る事を楽しんでやっているだけです。もちろん、ロータリー活動の真髄にはまだ触れてもいないのですが、「急いでも、慌てない」でやらせて頂けるので、ゆっくりと知り合いを増やしてくることができました。
ロータリーに入って何が得られるかは、人其々だと思います。私が在籍する会社は有機溶剤のリサイクルを主に、無機の洗浄・防錆・切削液の製造販売、環境計量測定事業等をしております。ロータリーで多くの業種の方にお話しを聞かせて頂くと、会社に反映させられるお話しも多くあり、毎週、今日はどんな話が聞けるかと楽しみに例会に出掛けます。
こんな事もありました。ある方のあいさつが途中で迷走したのを、笑って茶化した私にメンバーの方が、「でもね、杉浦君、それでもあの人は、すごいと思うよ。大役を受けたからああしてあそこに立てる訳で、現在の私たちなどにはとても受けられるものでない。あの人は立派な人だよ」と、笑って諭されました。内容もですが、人を諭すにも、こういった言い方が良いのだよ・・・と教えて頂いている気がしました。